2026 年 3 月 11日発行の新聞『被団協』509 号の内容をご紹介します。

日本被団協 ノーベル平和賞受賞記念碑~3月8日(日) 完成除幕式

「被爆80年に被爆の丘に憲法九条の碑を建てよう!」と始まった活動。様々な問題を乗り越え、建立委員会を中心とした皆の思いが結実。
個人参加による記念碑建立委員会と日本被団協と長崎県内被爆者4団体を加えた6団体で日本被団協ノーベル平和賞受賞記念碑として建立、3月8日に除幕式が行われました。
集まった約220名の市民の前に記念碑が披露されました。
当日は鈴木長崎市長、国際ジャーナリスト・伊藤千尋さんから挨拶をいただき、記念碑をデザインした長崎工業高校の2名の高校生からのスピーチ、うたごえ協議会の合唱、城山町の本多さんがこの日のために折られた千羽鶴を高校生が献納。
長崎市長と伊藤さん、被爆者4団体代表と建立委員会の城臺さんの7名で碑を覆っていた幕を引き、記念碑がその姿を現しました。

2月15日東京新聞に被団協 和田事務局長のことば「非核は国の根幹、変えてはいけない」とあります。日本は戦争しないのです。
そのための戦力は保持しない。国の交戦権は認めない。とあります。
この碑こそ、明日へ向かっての平和を願う希望の碑です。
核廃絶、恒久平和の願いは、長崎の、広島の、日本全国の心です。
平和憲法を守り、育てていこうではありませんか!!
主権者は、私たち国民なのです。
(被爆者:田中安次郎)


建立までの道のり

2023年…被災協被爆80年記念行事で被爆の丘への憲法9条の碑の建立を11月28日理事会で確認
2024年…建立委員会立ち上げ。長崎工業高校へデザイン募集を依頼、324作品もの応募の中から2つのデザインを合わせたものに決定
長崎市と設置場所の協議、街頭募金・PR活動を定期的に実施(月1回)。日本被団協ノーベル平和賞受賞。キックオフ集会として伊藤千尋さん講演を実施
2025年…被爆者四団体での建立とすることを呼びかけ、合同で取り組むことに。
長崎市との協議が難航、何度も何度も話合いを行い、原爆資料館前に「ノーベル平和賞受賞記念碑」として建立することで合意。碑を製作する業者決定。
2026年…長崎市より建立許可(1/29) 
記念碑着工(2/5) 完成除幕式(3/8)


被爆者運動の歴史を展示
展示品・検討メンバー募集

被爆者運動の歴史を展示

長崎原爆被災者協議会は1956年の設立から、今年で70年になるのを記念し、「被爆者運動の歴史」展示コーナーを地下講堂に設けることにしました。
核兵器廃絶・平和の訴えを次の世代に引き継いでもらうためです。
展示する場所は、長崎原爆被災者協議会・地下講堂左側の展示
ケースです。(現在、被爆瓦や被爆者の写真を展示)
今年6月の完成を目指しています。
①被爆
②見捨てられた10年
③立ち上がった被爆者「長崎原爆乙女の会」
④長崎原爆被災者協議会・日本原水爆被害者団体協議会の結成
⑤国家補償に基づく被爆者援護・核兵器廃絶の訴え
⑥「核のタブー」を世界に広げた被爆者
⑦ノーベル平和賞受賞の歴史
これらについての写真・被爆者の言葉・展示物等で、
一目でわかるようにします。


▲渡辺千恵子さん親子(渡邊宣博さん提供)

募集1 展示品

展示案の検討の過程で、展示したいのに、長崎原爆被災者協議会が所有していないものもあります。
皆さんやお知り合いで被爆者の歴史を伝える資料・写真・関連する品などを保管されている方がおられましたら、ご提供していただけないでしょうか。
または持っている人を知っているという情報をお寄せいただけないでしょうか。ご協力をお願いいたします。

募集2 10代から20代の検討メンバー

次の世代に伝わる展示にするため、10代から20代の人たちにも展示内容を検討するメンバーになってほしいと考えています。
ボランティアで検討グループに参加してくれる人を募集します。
*展示内容は随時バージョンアップしていく計画です。
このため展示品の募集の締め切りは設けません。
検討メンバーは4月末まで募集します。


記念碑除幕記念講演会 

国際ジャーナリスト 伊藤 千尋「非核・非戦を世界へ~一人から創る平和の動き」

3月8日(日)13:30~14:30 被災協講堂

 


 
午前中に行われた記念碑除幕式に駆けつけていただいた伊藤千尋さんの講演会が行われました。除幕式の興奮が冷めやらぬ中、約80名の被爆者・二世・市民が参加しました。講演内容の一部を紹介します。(講演はYouTubeで紹介する予定です)
講演の後、伊藤さんや被爆者、二世と市民、大学・高校生を交えた茶話会が行われ、意見交流を行いました。
市民の力で変えることが出来る…韓国で非常戒厳を発動したユン大統領、国会に突入しようとした兵士の銃をつかんで抗議した女性。
南極条約で参考にしたのは…日本国憲法である。大国に対し、条約の締結に果たした大きな役割
非核国家と女性活動家(ニュージーランド)…世界で初めての非核国家ニュージーランドと音楽教師から「生涯を核兵器のない世界をつくるために捧げる」ことを決意し運動を行った女性
コスタリカの平和教育…戦争の悲惨さを伝える日本、一人一人が平和を作ろうとするコスタリカ
①自分との平和/問題をポジティブに解決する。自分が平和でなければ他人を平和にできない
②他人との平和/他人の権利を尊重する行動を示す。自分が孤立するのは平和ではない。自分の存在が周囲をよくすることが平和の基礎
③自然との平和/周囲のすべての人、宇宙に対する責任。私たちはひとりではない、つながって生きている。


▲講演後の茶話会


被爆体験を語り継ぐ会 講師打合せ

3月1日(日) 13:30~15:00 被災協講堂 講師14名・事務局1名参加

2026年4月から6月の春のシーズン、被爆体験講話・被爆体験継承講話への申し込みは約130件。
4月から6月の春シーズンに向けての講師の割り振りと意見交流などを行いました。
今回、講話時間内にきちんと収めるための工夫や気がけていることの意見交流を行い、ここまでの話までで何分というような時間割作成、話したいことはたくさんあるが45~50分で設定して話す内容を決め、質問などが少ない場合など時間が余るときに追加で話したらどうかなど、様々な意見が出ました。

被災協での語り部育成について長野監事、柿田事務局長より考え方や進め方などを話し、協力を求めました。出された意見もあわせ、これから具体化していきます。
また3月8日の記念碑除幕式について長野監事・城臺理事から、講演会、広島大学からの聞き取り調査への協力、会場費値上げ等を事務局より報告を行いました。


2月の事務局

1日(日) 長崎・諫早二世交流会
3日(火) ノーベル平和賞受賞記念碑 街頭宣伝
5日(木) 生協ララコープ来訪(田中、横山、溝浦)
ノーベル平和賞受賞記念碑 着工
6日(金) 被爆二世三世全国連絡会,厚労省要請(柿田、大越)
日本被団協政府国会対策委員会(オンライン/田中)
9日(月) 日本被団協 総会議案起草委員会(オンライン/田中)
記念碑建立委員会打ち合わせ
10日(火) 新聞発送
13日(金) ノーベル平和賞受賞記念碑 建立式
16日(月) 記念碑建立委員会話合い
18日(水) 第3回青年乙女の会への支援打合せ
19日(木) 日本被団協組織情宣委員会(横山)
20日(金) 日本被団協代表理事会(田中、横山)
27日(金) 平和推進協運営会議(田中)

3月の予定

1日(日) 3.1ビキニデー(静岡)
被爆二世の会・長崎 理事会
被爆体験語り継ぐ会 講師打合せ会議
2日(月) 被団協総会議案起草委員会(オンライン/田中)
3日(火) ノーベル平和賞受賞記念碑 街頭宣伝
5日(木) これからの被災協 会議
8日(日) ノーベル平和賞受賞記念碑 除幕式
伊藤千尋氏講演会・学生との茶話会
10日(火) 核兵器禁止条約の会・長崎 事務局会議
11日(水) 新聞発送
12日(木) 講堂展示プロジェクト会議
16日(月) 被団協総会議案起草委員会(オンライン/田中)
17日(火) 平和推進協理事会(田中)
18日(水) 県委託テレサポ・一人暮らし訪問(佐世保)
19日(木) 70年取り組み打ち合わせ
20日(金) ピースボランティア報告会(田中)
24日(火) 県委託テレサポ 一人暮らし訪問(長与・時津)
26日(木) 被団協九州ブロック代表者会議(田中、横山、柿田)
27日(金) 三役会議
30日(月) 被団協総会議案起草委員会(オンライン/田中)
31日(火) これからの被災協プロジェクト
第6回理事会